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PROFILE

1990年より、日本、アメリカ、香港、韓国の4カ国にて人材ビジネスに従事。これまでの海外生活と国際間の人材採用、就職・転職のお手伝いをしてきた経験を通じて、現在、海外で活躍する / したい和食料理人をサポートするキャリアサービス『FindChef』を展開中。韓国には子会社を設立し、レストランを含む海外進出のコンサルティングも行っている。

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労働ビザ-スイス
以下、スイスで働くシェフからご提供いただいた情報です。

 スイスには、労働ビザが3種類あります。

1.L ビザ
 これは、「Limited Visa」です。つまり、就労期間、雇用者名がビザに記載されていて他店には、実質的に移ることができないもので、途中退社した場合でも、スイス国内では他のビザの取得や他店での就労が難しい(ビザが取得できないので)ものです。
 このビザを取得後、2年間を経過すれば、店側の推薦・申請で「Bビザ」を取得することができます。

2.B ビザ
 一般的な労働ビザです。スイス国内のどの店でも働くことができます。しかし、税率がLビザよりも高いです。

3.C ビザ
 ほぼ完全にスイス人と同じ扱いになります。Bビザ取得後、5年間を経過すれば取得することが可能です。税率もスイス人と同じです。ほぼ永住権を持っているような扱いになります。

 各国でビザ取得が難しくなってきておりますので、今後も情報があればお知らせしていきます。
日本食の定着段階と就職
 中東で働いているシェフから現地の状況に関してお聞きしました。「ここ2~3ヶ月は、新しい募集案件の動きがスローなように感じます。特に中東は・・・」と話したところ、

「日本人シェフが勤務しているというのは、少なからずプレステージが高いという印象はあると言えますが、ハイコストなため敬遠されることもあるようです。低賃金で良く働くアジア系和食料理人を多く雇用した方が経営的には良いというオーナーもいます。実際、日本人一人分の人件費で数名の外国人を雇用した方がオペレーションも円滑になりますしね・・・ドバイで一般的な客層から求められる日本食は極めてシンプルな上、それほど高い品質が求められません。ジャパニーズレストランで働いた経験のある人であれば、たとえ外国人であっても、十分にこなすことができると言えます。」とのことでした。

 日本食が根付いてくると、ホテル内のレストランや一部の高級レストラン、日本人駐在員等の日本人現地居住者をターゲットとしたレストラン以外は、こういうなっていくのだろうとと思います。

 目指す国が完全に定まっていない方々は、このような日本食の定着段階に関しての情報をキャッチし、見極め、仕事探しをするのも一つの方法かもしれません。
調理師免許の必要性
 長年にわたり、日本の調理師免許を取得せずにこの道でキャリアを積んでこられた方々がいらっしゃいます。特に「若いとき、免許を取得する前に海外に出た」「調理師学校を経ずにこの道に入った」「海外留学中に和食レストランでアルバイトをしたことがきっかけで料理の道に進んだ」という方々の中に多いように思います。

 中には「調理技術の高さと調理師免許は関係ないからね~」とおっしゃる方もいらっしゃいます。確かに調理技術という意味では、その通りかもしれません。ただ、海外で働くことを希望なさる場合、調理師免許は取っておいた方が良いと言えます。

 その第一の理由は、ビザです。調理師免許がビザ申請時に必要となる場合が多いのです。

 まだお持ちでない方は、なるべく早い時期に取得しておくことをお薦めします。
履歴書・職務経歴書(CV,RESUME)は常に最新に!
 毎日のように調理師の皆さんの履歴書・職務経歴書を見ています。

 その中で、直近の職歴がブランクになっている書類を結構多く見かけます。つまり、最終職歴が2007年や2008年で終わっている書類ということです。

 以降、仕事をしていない方は、当然ながらそうなるのですが、仕事をしているにもかかわらず、記載がされていない方がいらっしゃいます。たぶん、以前に作成したものを時が経過しているにもかかわらず、使用しているということだと思います。

 直近のブランク期間が長いと、採用側からは「現場から長い間離れている」「これだけの期間仕事に就いていないということは、なかなか他で採用されない方なのかな?もしかしたら、何か本人に問題があるのかも・・・?」といった疑いを持たれたり、不信感に繋がる可能性も否定できません。

 面倒くさがらず、提出前には必ず確認し、必要であれば加筆しましょう。

 転職したら、その新しい職歴を履歴書・職務経歴書(CV,RESUME)に都度加えておくと、急に提出する必要が出てきた際などにも便利だと思います。

 「応募書類は、常に最新のものを!」です。

希望国への転職が難しい場合
 ある程度自分が働いてみたいと思っている国が定まっていても、なんらかの理由ですぐには難しいということがあります。

 昨今は、ビザ取得が厳しくなっている国が多いため、求人はあってもビザ取得の可能性がないため、ほぼ門が閉ざされていることも少なくありません。

 そのような場合、いくら行きたいという気持ちをアピールしても個人の力ではどうにもなりません。

 ビザは、経済状況や政権交代、日本との関係の変化等によって状況が変わったりもしますので、数年後には取得できる可能性が出てきたり、取得要件が緩和される等は考えられます。

 一旦、希望国で働くことは諦め、ビザが取得できる国での仕事を検討し、数年後、時期を見て希望国への転職を試みるというのが良いかもしれません。

 特に英語がまだそれほどできないという方の場合、希望国とは異なったとしても、まずは海外経験を積み、英語力を向上させ、数年後に再度希望国にチャレンジするというステップの方が最終的には近道となるかもしれませんね。
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