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PROFILE

1990年より、日本、アメリカ、香港、韓国の4カ国にて人材ビジネスに従事。これまでの海外生活と国際間の人材採用、就職・転職のお手伝いをしてきた経験を通じて、現在、海外で活躍する / したい和食料理人をサポートするキャリアサービス『FindChef』を展開中。韓国には子会社を設立し、レストランを含む海外進出のコンサルティングも行っている。

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ああ中国
 今回の尖閣問題に端を発した中国での反日デモの動きも沈静化に向かっていますが、さまざまな影響がありますね。

 和食の料理人ということからしても、進んでいた採用活動がストップしたり、採用が決定しビザの申請に入っていた方は審査が遅れたり・・・といった影響も出たりしています。

 中国は、もともと料理人の中では希望がはっきりと分かれる国の一つではありましたが、今回の問題で中国だけは避けたいという料理人からのお声が少し強くなったようにも感じます。日本料理店が襲撃されたなんていう報道を目にすると、現地の事情に詳しい方ならともかく、そうでない方は別の国での仕事を探した方が良いかなあ・・・と考えても致し方ないと思います。

 現地では、閉店していた日本料理店もひっそりと開店準備をすすめているとか7・・・それに伴い、料理人の動きも戻ってくればよいのですが・・・。

IELTS
 皆さんは、IELTSってご存知ですか?

 IELTSとは、International English Language Testing Systemの略で、イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどの英国圏で留学や移住、就労のために必要な英語能力を認定するテストのことです。

 オーストラリアでは、ビザの申請・取得のためには、今、自身の英語力を証明する書類が必要で、その目安はIELTSで5.5ポイント程度以上だと言われています。

 オーストラリアは料理人の中でも希望する方は多いのですが、ビザの申請・取得に英語力が問われることをご存じない、IELTSのことも知らないという方が結構いますね。オーストラリアでの仕事を探しているといっても、「IELTSって何ですか?」だと採用するレストランのオーナー側には、どのように映るでしょうか?「本当にオーストラリアに来て働きたいと思っているの?」と思われても仕方ないのではないでしょうか?

 参考までに、IELTSで5.5ポイントはどれぐらいのレベルかというと、英検で2級~準1級、TOEICでは、650~700ぐらい、高校卒業程度の英語力と言われています。

 基礎レベルの方がちょっと頑張ればなんとかなるというレベルではないので、オーストラリアをご希望の方は、長期計画で英語力を上げていけるようにしっかりとご準備なさった方が良いと思います。

こんなに違う ヨーロッパ各国気質
 ヨーロッパで働きたいという方は多いですが、一概にヨーロッパと言ってもかなり多くの国があります。たぶん皆さんがヨーロッパとおっしゃる場合、なんとなく漠然とヨーロッパ全体を言っているか、イギリスやフランス、ドイツ、イタリアといった国々をイメージして言っているのかのどちらかではないかと思います。

 イギリスやフランス、ドイツ、イタリアといった国々については、情報が取りやすいですが、もっと小さな国についてはなかなか情報がないですよね。

 私が最近手にした書籍で「こんなに違う ヨーロッパ各国気質」(著者=片野優さん・須貝典子さん、発行=草思社)という本があります。ヨーロッパに暮らして20年以上のご夫妻が書いた本で、直接体験したことに加え、各国の歴史や文化、日本との関係、エスニックジョークなどを交え、楽しく各国への理解を深める手助けをしてくれます。

 この本で取り上げられているのは、イギリス、アイルランド、フランス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ、オーストリア、スイス、ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、ロシア、ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、セルビア、スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、マケドニア、モンテネグロ、ブルガリア、ルーマニア、トルコの32ヶ国です。

 これからヨーロッパを目指す方々は、読んでみたらいかがでしょう。ヨーロッパ各国の国民性を把握するのに役立つのではないかと思います。

バングラデシュで和食料理人募集!
 世界各国から和食料理人を採用したいという相談を受けますが、これまでにお話がなかった国々からご相談を受けると、ここまで来たか・・・と思ったりします。この仕事をしていると和食が世界に拡がっていっていることを実感しますね。

 今、バングラデシュで和食レストランを開店するにあたり、料理人を募集したいというお話をいただいています。当社としてもバングラデシュから具体的なご相談をいただくのは今回が初めてです。そのため、バングラデシュの和食事情については、まだまだ情報不足の感はありますが、ご担当の方からいろいろとお話をおうかがいすると、イメージとは違ったバングラデシュ像が浮かび上がってきます。

 バングラデシュで働いてみようと思う料理人は多くはないと思いますが、和食はまだまだこれからという場所ですので、非常にチャレンジャブルな場所のように思えます。

 和食が定着している国で働くのも良いですが、まだまだこれからの国に行くと、和食普及にどれだけ自身が貢献しているのかが手に取るようにわかり、やりがいも感じられるように思います。

 また、国に日本人の料理人が一人、二人といった国に行くと、テレビや雑誌等、マスコミに取り上げられる機会もできやすく、自身のブランディングにもなるように思います。

 そういった発想で自身のキャリアを作っていくというのも良いかもしれませんね。

海外での給与金額の提示、グロスとネット
 今回は、海外での給与金額の提示について考えてみたいと思います。

 皆さんは「グロス」「ネット」という言葉をお聞きになったことはありますか?

 既に海外で働いている方、過去に海外で働いたことがある方はよくおわかりだと思いますが、これから海外に出たい、出ようと思っている方々には覚えておいていただきたいと思います。

 仕事を決定する際に「給与」は非常に重要なわけですが、この「グロス」「ネット」は大切なポイントとなります。グロスは総支給額、ネットは税金等が控除された後の手取り金額と理解していただければよいと思います。

 つまりグロスで給与の話を進めていった場合には、その国の税率等によって、実際に給与をもらったときの金額は異なってくることになるわけです。税率は、日本のように累進課税の国もあれば、所得の大小にかかわらず一律という国もあります。実際の自身の生活を考えた場合、その国の税率まである程度把握しておかないと、グロスの給与金額はかなりの高額であったとしても、実際に給与をもらってから「あれれ?これだけ?」ということになりかねないわけです。

 ネットでの給与金額として話が進んでいくのであれば、わかりやすく、所得がイメージしやすいですね。

 いずれにせよ、気を付けるべき点は、給与の話をするときには、前提としてグロスなのかネットなのかを雇用する側と雇用される側が共通認識をもって話をすることですね。

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