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PROFILE

1990年より、日本、アメリカ、香港、韓国の4カ国にて人材ビジネスに従事。これまでの海外生活と国際間の人材採用、就職・転職のお手伝いをしてきた経験を通じて、現在、海外で活躍する / したい和食料理人をサポートするキャリアサービス『FindChef』を展開中。韓国には子会社を設立し、レストランを含む海外進出のコンサルティングも行っている。

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こんなに違う ヨーロッパ各国気質
 ヨーロッパで働きたいという方は多いですが、一概にヨーロッパと言ってもかなり多くの国があります。たぶん皆さんがヨーロッパとおっしゃる場合、なんとなく漠然とヨーロッパ全体を言っているか、イギリスやフランス、ドイツ、イタリアといった国々をイメージして言っているのかのどちらかではないかと思います。

 イギリスやフランス、ドイツ、イタリアといった国々については、情報が取りやすいですが、もっと小さな国についてはなかなか情報がないですよね。

 私が最近手にした書籍で「こんなに違う ヨーロッパ各国気質」(著者=片野優さん・須貝典子さん、発行=草思社)という本があります。ヨーロッパに暮らして20年以上のご夫妻が書いた本で、直接体験したことに加え、各国の歴史や文化、日本との関係、エスニックジョークなどを交え、楽しく各国への理解を深める手助けをしてくれます。

 この本で取り上げられているのは、イギリス、アイルランド、フランス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ、オーストリア、スイス、ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、ロシア、ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、セルビア、スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、マケドニア、モンテネグロ、ブルガリア、ルーマニア、トルコの32ヶ国です。

 これからヨーロッパを目指す方々は、読んでみたらいかがでしょう。ヨーロッパ各国の国民性を把握するのに役立つのではないかと思います。

バングラデシュで和食料理人募集!
 世界各国から和食料理人を採用したいという相談を受けますが、これまでにお話がなかった国々からご相談を受けると、ここまで来たか・・・と思ったりします。この仕事をしていると和食が世界に拡がっていっていることを実感しますね。

 今、バングラデシュで和食レストランを開店するにあたり、料理人を募集したいというお話をいただいています。当社としてもバングラデシュから具体的なご相談をいただくのは今回が初めてです。そのため、バングラデシュの和食事情については、まだまだ情報不足の感はありますが、ご担当の方からいろいろとお話をおうかがいすると、イメージとは違ったバングラデシュ像が浮かび上がってきます。

 バングラデシュで働いてみようと思う料理人は多くはないと思いますが、和食はまだまだこれからという場所ですので、非常にチャレンジャブルな場所のように思えます。

 和食が定着している国で働くのも良いですが、まだまだこれからの国に行くと、和食普及にどれだけ自身が貢献しているのかが手に取るようにわかり、やりがいも感じられるように思います。

 また、国に日本人の料理人が一人、二人といった国に行くと、テレビや雑誌等、マスコミに取り上げられる機会もできやすく、自身のブランディングにもなるように思います。

 そういった発想で自身のキャリアを作っていくというのも良いかもしれませんね。

海外での給与金額の提示、グロスとネット
 今回は、海外での給与金額の提示について考えてみたいと思います。

 皆さんは「グロス」「ネット」という言葉をお聞きになったことはありますか?

 既に海外で働いている方、過去に海外で働いたことがある方はよくおわかりだと思いますが、これから海外に出たい、出ようと思っている方々には覚えておいていただきたいと思います。

 仕事を決定する際に「給与」は非常に重要なわけですが、この「グロス」「ネット」は大切なポイントとなります。グロスは総支給額、ネットは税金等が控除された後の手取り金額と理解していただければよいと思います。

 つまりグロスで給与の話を進めていった場合には、その国の税率等によって、実際に給与をもらったときの金額は異なってくることになるわけです。税率は、日本のように累進課税の国もあれば、所得の大小にかかわらず一律という国もあります。実際の自身の生活を考えた場合、その国の税率まである程度把握しておかないと、グロスの給与金額はかなりの高額であったとしても、実際に給与をもらってから「あれれ?これだけ?」ということになりかねないわけです。

 ネットでの給与金額として話が進んでいくのであれば、わかりやすく、所得がイメージしやすいですね。

 いずれにせよ、気を付けるべき点は、給与の話をするときには、前提としてグロスなのかネットなのかを雇用する側と雇用される側が共通認識をもって話をすることですね。

ご家族がいらっしゃる料理人の海外就職 ‐2‐
 前回は、ご家族がいらっしゃる料理人が日本にご家族を残し、ご自身だけが単身で渡航する場合について書きました。

 今回は、ご家族をお連れになり、現地にて一緒に生活する場合について考えてみたいと思います。

 ご家族は奥様だけなのか、それともお子様がいらっしゃるのかによって、国や都市選びが大き異なってくることを頭に入れておいていただきたいと思います。


 ①まず、奥様だけの場合

 自分は仕事に出てしまい、仕事柄、帰宅時間も遅くなります。その間、不慣れな海外で奥様は一人ということになります。奥様が海外生活経験や語学力があったり、積極的に現地に入っていくような活発且つ行動的な性格であれば良いのですが、そうでない場合、奥様が精神的にまいってしまい、帰国を余儀なくされるということは、起こり得ることです。

 そのようなことが懸念される場合、まずは比較的日本人が多く住む都市等をお考えになるのも一つの選択かもしれません。

 もしその都市、国がご希望と違う場合は、数年後にご希望の都市、国へのご転職をお考えになるのが良いのかもしれません。


 ②お子様をお連れになる場合

 ポイントは、お子様の年齢です。学校に行く年齢になっているかどうかです。海外に出た場合の学校選択は、現地校、インターナショナルスクール、日本人学校となるわけですが、学校に行く前の年齢から海外に一緒に連れて行ってしまう場合は選択ができますが、ある程度大きくなってからですと、いきなり現地校やインターナショナルに入れることはかなり難しくなりますから、必然的に日本人学校となりますね。このように考えると日本人学校に通える街以外の選択肢はなくなくなるわけです。


 さらに申し上げれば、上記①、②ともに住環境や治安面は気になるところかと思います。また現地の医療の体制もですね。この辺りは前提となると思います。

ご家族がいらっしゃる料理人の海外就職 ‐1‐
 ご家族がいらっしゃる料理人の海外就職を考えた場合、自身のキャリアや仕事内容等以外にも考えなければならないことがたくさんでてきますね。

 以下の2つのケースについて考えてみましょう!
  ① 日本にご家族を残し、ご自身だけが単身で渡航する場合
  ② ご家族も一緒にお連れになり、現地にて一緒に生活する場合

 まず今回は、上記①のケース。

 ご家族の居住は日本であるわけですから、ご家族は毎月の生活費として、ある一定の円が必要になるということになります。一方、ご自身は海外で働き、現地で生活するわけですから、自分の生活費としてはもちろん現地通貨が必要となります。
給与は、雇用主によっては円建てでの給与設定をしていただける場合もありますが、それはごく稀で、多くは現地通貨で給与をいただくこととなります。

 つまり、海外での仕事探しをする場合の準備段階として、次のようなことを考えながら、ご家族と話し合い、ある程度のイメージを持った上で、希望国(都市)や応募する案件を決めていくべきということです。

  ● ご家族が日本で生活するのに毎月いくらの日本円が必要か?

  ● 自分は現地でどのような生活を望むか?をイメージした上で、
   現地の物価水準はどれぐらいか?の情報収集をし、現地で生活
   するのに毎月いくらぐらいの現地通貨が必要か?

  ● 現在、円と現地通貨の為替レートはどれぐらいか?

 上記から、実際に現地通貨でいくらの給与をもらえれば、日本のご家族の生活、自分の現地での生活が成り立つのか?が明確になると思います。

 このように考えると、いくら自分がやりた仕事、行きたい国(都市)であったとしても、募集の給与金額を見ただけで、必然的に自分が応募すべき案件かどうかの判断はできるはずです。

 ただし、ご存じの通り、今は非常に円が強い状況です。月額の税引き後の給与が3,000 US$ドルと仮定した場合、1US$=120円の時代なら360,000円になりましたが、今は80円を切っている状態ですから、1US$=80円としても240,000円にしかなりません。それでも、雇用主としては同じだけの給与を支払っているわけです。

 ご家族を日本に残して自身が単身海外に出ようとする方々は、今は結構出にくい状況であると言えます。それでも海外就職を希望するのであれば、ある程度ご家族に理解を求め、日本での生活費の送金金額を多少低く抑えるようにするか、それなりに高い給与を稼ぐ必要があるということになります。心しておきましょう!


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