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PROFILE

1990年より、日本、アメリカ、香港、韓国の4カ国にて人材ビジネスに従事。これまでの海外生活と国際間の人材採用、就職・転職のお手伝いをしてきた経験を通じて、現在、海外で活躍する / したい和食料理人をサポートするキャリアサービス『FindChef』を展開中。韓国には子会社を設立し、レストランを含む海外進出のコンサルティングも行っている。

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英語は万能か?①
 どこの国でも英語ができればOKなのでしょうか?英語圏は言うまでもないことですが、基本的にどこの国にも英語を話す方はいますし、日本料理のレストランを経営している外国人オーナーの多くは、どこの国の方であれ英語をある程度話します。

 従いまして、調理師として働く場合は、かなりの国は英語でカバーできるはずです。ただ、自分が働いてみたいという国がある程度絞り込まれているようなら、もちろんその国の言語を勉強した方が良いと思います。オーナーや従業員とのコミュニケーションはもとより、寿司シェフならば寿司カウンターに立つ場合、調理しながら現地のお客様と言葉を交わす必要もありますし、料理長ともなれば、お客様が食事を終えた後に挨拶に出て「今日の料理はどうでしたか?」等、話をする機会もあります。VIP来店時にも料理長として挨拶、ちょっとした会話をしなければならないシーンがあり、料理長の仕事の一つとしてオーナーから求められることもあります。

 また、その国の言語を勉強している、少しできるというのは、何よりもその国に行きたいという意志を間接的にアピールできるという効果も期待できるかもしれません。応募する国の言語に関して、たとえ基礎レベルであったとしても経歴書に表記されていたりすると目が留まりますよね。
日本語の応募書類の年号表記は西暦で!
 日本人オーナーのレストラン等では、海外と言えども日本語の履歴書・経歴書でOKという場合もそれなりにあります。皆さんはそれほど意識していないのかもしれませんが、その場合、応募書類に記載する年号表記は、どのようにするべきでしょうか?

 通常、日本国内では昭和42年、平成15年というように「昭和」「平成」等を使用して記載しますよね?私が拝見する料理人の皆さんの履歴書・職務経歴書もそのように記載されていることが多いです。

 私は、たとえ日本語の履歴書・職務経歴書でも、海外に応募することを前提とするなら、生年月日や学歴(卒業年月日)、職務経歴(勤務期間)、資格(取得年月日)等は、西暦で記載した方が良いように思います。日本語の書類なので、基本的には応募先のご担当者も日本人であることがほとんどなのですが、その方が長くに海外に滞在していたりすると「今年は、平成何年だっけ?」「今年の干支は?」と言った会話がなされているはずです。

 つまり、海外生活が長くなると昭和や平成といった日本の年号が曖昧になってきたり、ピンとこなくなってくるものです。特に、今年は平成何年?というのはまだ良いにしても、昭和47年って西暦何年?平成5年は?となってくると「ええーっと・・・」となるわけです。ご担当者の頭の中は、「私が40年生まれだから、その7年後に生まれている・・・ということは・・・」といった感じでしょうか・・・。

 見てもらえる・読んでもらえる応募書類ということを考えた場合、「読み手のことを考えて応募書類を作成する」という視点は大切です。料理も同じなのではないでしょうか?

英語に自信がない場合、どのような案件を狙うべきか?
 まだ海外で働いた経験がない方、今現在の語学力として英語にそれほど自信がない方は、日本人オーナーのレストランか外国人オーナーのレストランでも料理長が日本人であり、その下に付くようなポジションを狙ってみてはいかがでしょうか?

 日本人オーナーのレストランの場合、応募書類も日本語の履歴書可というところもありますし、最初はやる気と熱意があればOK、語学は現地で勉強していけば良いというレストランもそれなりにあります。

 また稀ではありますが、ホテル内の日本食レストランの場合、日本人が多く宿泊するホテルでは、日本語の専門通訳がいたりする場合があり、その通訳を介して話をすることも可能なため、語学よりも技術・経験だけで採否を決定するというところもあったりもします。

 まずは、そのようなポジションで海外経験を積み、同時に語学もしっかり勉強し、もしそのポジションが自分自身の求めるキャリアとイメージが異なる場合は、語学がある程度できるようになってから、次の転職を検討するというのも良い方法だと思います。

自分が調理した料理の写真を残しておこう!
 海外案件への応募は、距離の問題もあり、すぐに直接お会いして面談とはいきません。そのため、応募書類を提出し、書類選考の過程で、ご自身が調理した写真をいくつか送って欲しいということになるケースが比較的多くあります。

 海外への応募に慣れている方々の中には、これまでの自身の作品として既に撮影済みでコンピュータに保存してあり、すぐに送れる状態の方もいらっしゃいますが、多くの方はその時点で慌てて撮影することになります。

 たしかに普段の仕事の中で調理した写真を撮ってなんていられませんよね・・・とも思うのですが、要望があってから撮影をして送るとすると1週間~2週間程度の時間を要することになり、採用担当者に「本当にうちに興味があるのか?」というように思われてします可能性も否定できません。

 また、離職してしまって現在就職活動中という状態になってしまってからでは、知合いの店舗等にお願いして調理場を貸してもらったり、調理する食材を調達したりと撮影が一層大変になってしまいます。

 どこかのタイミングで自分の調理した料理の写真は、あらかじめ撮影し、残しておくことをお薦めします。理想は、ひとつふたつの料理だけではなく、種類も幅広くです。
英語ができないと海外就職は無理か?
 英語ができないと海外就職は無理かという問いに関しては、結論から申し上げれば可能です。

 既に海外で働いている多くのシェフから「日本にいるときにもう少し英語を勉強しておけばよかった」という声をよく聞きます。この言葉からもおわかりの通り、裏返せば最初はあまりできずに海外に出たという方も多いということなのだろうと思います。

 実際に英語ができなくても習得していく意欲があればOKというポジションもそれなりに存在します。

 ただ、できた方が良いのはもちろんです。自身の海外での生活が楽になりますし、仕事上の上司・同僚とのコミュニケーションもスムーズになります。また、それ以上に仕事を探す上でも応募できる案件の幅が拡がり、選択肢が増えることになるのです。

 ビザ取得の条件として、英語の試験を課される国もあったりします。

 語学は突貫工事ではどうにもなりません。少しずつでも勉強していって欲しいですね。

 当社のFindChef-Agentサイトの「Chef Hiroの海外で働くガイド」も併せて読んでみてください。

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