<< October 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
PROFILE

1990年より、日本、アメリカ、香港、韓国の4カ国にて人材ビジネスに従事。これまでの海外生活と国際間の人材採用、就職・転職のお手伝いをしてきた経験を通じて、現在、海外で活躍する / したい和食料理人をサポートするキャリアサービス『FindChef』を展開中。韓国には子会社を設立し、レストランを含む海外進出のコンサルティングも行っている。

SEARCH
ARCHIVES
TAGS
OTHERS
ブラックリスト5
14.中国(北京) 鮨心屋


和文、英文両方の履歴書を提出する場合の注意点
 海外の求人の場合、その多くは応募の際に英文履歴書が必要になるわけですが、中には日本語と英語の両方のご提出が必要なケースがあります。それは、オーナーが外国人で採用ご担当者が日本人である場合や日本人料理長がいらっしゃる場合などですね。

 その際、注意していただきたいことがあります。各職歴の勤務期間について英語と日本語の書類に違いがないかを慎重に確認していただきたいと思います。

 当社では、日本語、英語の両方の提出を求められるケースの場合、皆様からお預かりした両履歴書を確認するわけですが、同じ勤務先で日本語と英語の書類で勤務期間が異なって記載されていることが結構多く見受けられます。

 たぶん和暦をベースに英文履歴書には西暦に直して記載するからというのがその大きな原因ではないかと思われます。単純なミスが故にこのようなことが原因で変な不信感を抱かれないようにしたいものですね。

 ただ中には単純な記載ミスで済まされないケースもあったりします。オファーが出た後や就労ビザの申請段階で過去の勤務先からの在籍証明を求められるケース等があり、その在職証明に記載されている勤務期間と履歴書の勤務期間が合致しない等が発生した場合、せっかく内定をしても、内定取り消しの原因になったりすることもあるので。

 さらに申し上げれば、ビザ取得時に在職証明を求められることがない国も多く存在しいますので、そのまま入社、仕事を開始した後に履歴書記載事項が事実と異なることが判明した場合、最悪なケースとしては履歴事項詐称ということで解雇となることさえあるわけです。

 このようなことを避けるためにも、各勤務先における勤務期間については正確に記載してほしいですね。


雇用契約書④ - Probation -
 英文の雇用契約書の中に出てくる言葉の中で「Probation(プロベイション)」があります。

 これは「試用期間」という意味です。試用期間は設定されるケースが圧倒的に多いので、この「Probation」という言葉は覚えておいた方が良いですね。

 海外であってもProbationは、3か月というところが多く、中には6か月ということもありますね。

 3か月か6か月かの違いももちろん大事ですが、それよりもこのProbation の期間中の雇用契約解除についての記載を確認しておいた方が良いかもしれません。Probation の期間とProbation が終了した後で雇用契約書解除の際のルールが違っているケースがあるので理解しておく必要があるということですね。

 つまりは、Probation の期間中は、2週間前や1か月前の事前ノーティスで雇用契約を終わりにすることが可能といったようにProbation が終了した後のルールよりも事前ノーティス期間が短く設定されていたりするのです。

 これについては、事前ノーティス期間が試用期間とその後では異なることがあるということを頭に入れておく程度で良いと思います。

 ただ、雇用主側だけに有利に書かれていないように確認は必要ですね。


雇用契約書③ - Salary -
 雇用契約書で最も重要とも言えるのは、やはり「給与」ですよね。英語が得意ではないという方でも、給与については、数字で記載されていますので、ざっと見てもわかると思います。ですので、これは皆さんもきちんと確認するのではないかと思います。

 給与についての記載で注意すべきは、その金額と通貨ですね。

 ①金額
  月額給与として記載してあるケースと年俸として記載してある
  ケースがありますね。

  月額給与として記載されている場合は、月額給与×12ヶ月が年俸
  となるのか?

  それ以外にボーナス等はあるのかないのか?

  年俸として記載されている場合は、年俸÷12ヶ月が月額給与で
  あるのか等ですね。

  また記載されている金額は、ネットなのかグロスなのか?
  という点も非常に重要です。

 ②通貨
  
  ドル建てやユーロ建て、円建てで給与設定・支払いがなされる
  ケースもあったりはしますが、それはかなり稀なケースとで
  通常は現地通貨で支払われることが普通です。そのため、雇用
  契約書には現地通貨建ての給与金額が記載されています。

  ただマイナー通貨国の求人を進行する場合、現地通貨ですと
  金額のイメージがわきにくいため、面接の際、口頭ではドルや
  ユーロ、円等で雇用主側から提示されるケースもあったりします。

  このようなことから、実際に給与を受け取る段階になってドルで
  給与をもらえんじゃないの?なんてことがないように、給与支払
  通貨についての記載も確認しておくべきですね。  

  
雇用契約書② – Termination –
 雇用契約書にほぼほぼ記載されている、されるべき項目の一つとして「Termination」が挙げられます。日本語にすると「退職」「解雇」「(雇用契約の)解約」といった意味ですね。

 つまりは、退職(解雇)する場合にどれぐらい前にどのような方法で申し出る必要があるのかについて書かれているわけですね。

 どのような方法か?については、ほとんどが「書面」にて・・・と書かれていますが、どれぐらい前に申し出る必要があるかについては、雇用主によって異なります。もちろんその国の法や慣習に則ってということで記載されているケースが圧倒的に多いわけですが、短いところでは「1ヶ月前」、長いところでは「6ヶ月前」ですね。

 これは「1ヶ月」だから良い、「6ヶ月」だから悪いという話ではありません。

 日本人にとっては「1カ月前」というのが常識的なところか・・・とお考えになる方が多いかと思いますが、海外の場合、雇用主はそれでは短すぎると考えるはずです。

 日本人料理人が退職する場合、雇用主としてはその後任の採用を考えなければなりません。
募集→応募→書類選考→面接という採用のプロセスだけで随分と時間が必要ですし、その上採用が決定しても、海外の場合はビザを申請、取得しなければなりません。そのようなことを考えると、後任が決定し、勤務を開始するまで1ヶ月では足りないということになるわけです。

 レストランに日本人料理人が一名というところも非常に多く、日本人の料理人が退職してしまった後、後任が見つからなければ、その間日本人は勤務していない状態となってしまいます。それを避けるために1ヶ月よりも前に退職の申し出と記載されているケースが多いのです。私の経験上、「3ヶ月前」と規定されている契約書が最も多いのではないかと思います。



1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37