「慣れる」の重要性
2011-09-15 20:12:20 (12 years ago)
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- 転職と日本の諺(ことわざ) |
(1)「習うより慣れろ」
(2)「門前の小僧 習わぬ経を読む」
と言う諺があります(他にも同じような諺・格言が両国間にありますね)。
意味は、「誰に教えてもらわなくとも時間が経てば自分の身につくもの」と理解して良いでしょう。
例えば「社風」や「社内文化」と言った目に見えないものは、教えてもらって理解するより、時間が経てば「慣れる」のではないでしょうか?
言い方を換えると、上意下達タイプの会社とか、ボトムアップの会社、或いは、社長や部長から社員まで仲間のように楽しく仕事を薦める会社など、いろいろなタイプ(社風や文化)の会社がありますが、そう言った会社の雰囲気は入社して初めてわかり、そして時間とともに自分の仕事の進め方になってきますよね。
二つ目の諺「門前の小僧~」とはお寺の門の前を毎日毎日掃除している小僧さんは、住職(お坊さん)が読んでいるお経をなんとなく聞いている内に、習わなくても自然と口で言うことができるようになってくること、つまり「習わぬ経を読む」となる訳です。
言い方を換えると、会社のビジョン等を暗記するよりも、会社にずっといることで、教えてもらってないのに身についてしまうことと同じかも知れません。
ひょっとしたら貴方は「慣れ」や「習わぬ経を読む」ことを忘れてはいませんか・・・?
(1)(2)いずれにしてもある程度時間がかかりそうですが、「会社に慣れる」ことで自分の知識、経験として自然に身に付き、キャリアとなっていく。語学や資格のように見えやすいものではないですが、これが仕事をする上では非常に重要であると言ってもよいかもしれません。「石の上にも3年」です。
(本田隆信)